理想をゼロからカタチにできました。
奈良県に家づくりをした、「楽しみを見つけてアップデートをするのが得意」なご主人と、「好きなことにハマったらとことんこだわる」奥さま。
理想の家づくりをカタチにするため、なんとこちらのプランニングの前に「逆プレゼン」をする、とってもスマートで楽しく、素敵なご夫婦の、家づくりの「思い出話」を紹介します。
「うるさくて耐えられない」から始まった家づくり
--- 家づくりのきっかけはなんですか?
奥さま: 以前の住まいは2LDKの賃貸マンションで、寝室もリビングもとにかく寒かった。元々家を建てるつもりだったので、長く住むつもりはなかったんですけど。主人は周囲の音が気になっていました。
ご主人: 国道の側だったので、バイクの音とかがうるさくて。
奥さま: 家づくりのきっかけが、「うるさくて耐えられない」でした。引っ越し代が掛かるなら、「いっそ家を建てた方が良い」となって。それに主人が乗ってくれました。
ご主人: 間取り的にも2LDKだとそれぞれの部屋がなくて、「自分の部屋が欲しいね」と話し合いました。
奥さま: 2018年の春頃から本格的に動き出して、11月に土地を購入しました。主人が奈良が良いと言うので。
ご主人: 地元だし、教育環境も良いので。
奥さま: ただ、引き換えに家は自由にさせて欲しいと(笑)結構土地は早く決まって。
ご主人: 河上さん(営業)と6~7件不動産屋を見に行って、最後の最後に良いのが見つかって、ちょっとドラマチックでしたね。
営業: ふらっと見に行った不動産屋で、土地情報のファイルから一緒に探し出して見つかりましたね。
理想の住まいは「中庭がある家」
--- 「こんな家を建てたい」という理想はありましたか?
ご主人: 中庭がある家ですね。あと、それぞれの書斎があることですかね。
奥さま: 「こういうのが良い」ってポートフォリオを作ったんですよ。
ご主人: ネットで素材を集めて、それを切り貼りして。
営業: はじめに逆プレゼンを受けて(笑)
奥さま: 主人と別々に作りました。
ご主人: 作らないと僕の意見が通らないんで(笑)
奥さま: 「こういう家が良い」という外観や内観のイメージを集めました。キッチンはだいぶ反映されていますね。外観も私はイメージが元々あったので、フラットな感じが良いだとか。あと、嫌な要素も結構伝えたんですよね。テカテカな素材は嫌だとか、箱状の階段や、閉鎖的なのは苦手、廊下はデッドスペースになる、と。はじめに伝え損ねると遠回りになると思って。河上さんに、「遠慮なく言ってください」と言われたので遠慮はしませんでした(笑)
注文住宅派の奥さまと、費用が心配だったご主人
--- はじめから設計事務所と家づくりをしたいと考えていましたか?
奥さま: 私は思っていたんですけど、主人はちょっと疑問に思っていて、ハウスメーカーや規格型の住宅を一回見て比較してもらおうと。(アルフレンテの)オープンハウスに行かせてもらって、「これが注文住宅だよ」と伝えました。どういうことを注文住宅はできて、規格型の住宅ではどこまでしかできないというところを分かって貰いたくて。
ご主人: 雑誌とかだと、全体的なところが分からなくて違いがそんなに見えてこなくて...。注文住宅は個性的な家が多かった。家の中にブランコとか、ハンモックとか。趣味が強く反映されるのが注文住宅なのかな?って思いました。
奥さま: そういう家にする人もいるし、私はどちらかというと生活をいかに良くするかというところに拘っていて。中庭をつくるなら、なおさら注文住宅だって話をしました。
営業: 奥さまからのプレゼンを受けてご主人はすぐに納得されました?
ご主人: うーん...そうでもなくって。やっぱり費用が心配で。「そんなに出せるのかな」って。
奥さま: 費用も逆に調整できるじゃないですか、注文住宅は。予算の中でこういう風にしたいって相談できるので。それが注文住宅ならではだと思っていました。
ご主人: まあ、最後は好きなようにやらせてあげたいなと。
奥さま: 家は自由にさせてくれる約束だったので(笑)
--- 設計の角さんの第一印象はどうでしたか?
ご主人: 優しそうな、喋りやすそうな方でした。
奥さま: 基本的に喋りやすさで決めました。
ご主人: 作品を見ても、イメージに近いような感じで。いろいろ相談しやすそうだったので、お願いしました。
--- 初めてプランニングを見た時の印象はどうでしたか?
ご主人: 今と全然違うプランが出てきてましたね。
奥さま: 一案目は結構イメージと違っていたんですよね。
ご主人: 一案目を見ていると、これは違うよねっていう意見が出てくるようになって。
奥さま: 二案目はかなり今の形に近づいてきたのでは?
ご主人: でも、A案からF案くらいまで続いた気がする。
奥さま: 二案目からは、洗面を広げてとか、室内干しをしたいからユーティリティをもっと広くしたいとか、そういうやりとりをずっとしていましたね。あと、帰ってきてから中庭を見渡せる家が良いと言っていたので、結構これがベースになっていますね。帰ってきて誰もいない時とか、いきなり暗い廊下とかだと寂しいじゃないですか。玄関からガラス張りの抜けがあると、主人の方が先に帰ってて、料理してるのとかがわかると嬉しいですよね。
どこにいても大体、家族のことがわかる
--- 室内に窓がいろんなところにあって、「抜け」を結構意識したように感じました
ご主人: どこにいても大体、家族のことがわかるようになっていますね。
壁が少ないっていうのはあるかもしれないですね。良い意味で。
--- 設計事務所すごいなって感じたところはありましたか?
奥さま: 二案目で思いましたね。「そうそう、これこれ」って。
ご主人: 全然壁がないなって。
奥さま: ハウスメーカーではこれはできない。こういうのを求めてたので、この時に良かったって思いました。
家にいる時間が楽しくなった
--- 住みはじめてからの感想を教えてください。
ご主人: 壁がなくて、どこにいるのかすぐわかる。お互いに。家事もしやすいなと思いますね。それぞれの部屋が出来たっていうのも大きいかな。一番大きいのは、家に帰って自然が見えるのが嬉しいなって。
奥さま: 中庭が常に見えて欲しかったんですけど、リビングのソファに寝そべると、窓の開いたところから青空が良い感じに見えて。金沢21世紀美術館のタレルの部屋みたいです(笑)
--- 家にいる時間は長くなりましたか?
奥さま: 家にいる時間が楽しくなりましたね。
ご主人:料理もいっぱい作れるようになってきて、二人で喋りながら食べる時間が、平日も増えてきて。
奥さま: 書斎にいたりとか、主人も書斎にこもったり。中庭の木も青々と茂ったら、それを見るのも楽しいだろうし、家の中で四季を楽しめるんだろうな〜って。
ご主人: やっぱり家で過ごす時間を楽しくしたいっていうのがあったので。それが今出来ている感じですね。中庭を見ながら本を読んだりとか、料理したりとか。
奥さま: 家を建てるまで、植栽に一切興味なかったんですけど、いきなり興味度合いがグーっと上がって。人の家の庭も見るようになりました。
ご主人: 興味の幅が広がったね。カフェの外構のところを見てみたり、こういう内装もあるんだなとか、建物を見る目が変わってきましたね。
奥さま:家づくりが楽しいから、年間一棟ペースで建てたいなって言ってますね(笑)
--- アルフレンテ と、設計事務所と家づくりをして一番良かったことは何ですか?
奥さま: 最後まで楽しんで家づくりが出来たことですかね。
ご主人: ゼロから形に出来たのか良かったですね。
奥さま: 理想を形に出来ました。
お忙しい中、インタビューにご協力いただきありがとうございました!